高血圧とは

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高血圧は言葉の通り、血圧が高い状態が続いてしまう病気です。日本高血圧学会のガイドラインによれば、診察室で測定した場合は「収縮期血圧(最高血圧)が140㎜Hg以上、拡張期(最低血圧)が90㎜Hg以上」、糖尿病や腎臓病などがある場合は、家庭血圧で「収縮期125㎜Hg以上、拡張期75㎜Hg以上」とされており、厳格でさらに低値でのコントロールが必要となります。

血圧は自律神経によって調整されており、刻一刻と変化しています。起床時やストレスが強いときは血圧が上がりますし、夜にリラックスしているときなどは低くなります。従って、一度血圧を測って基準値を超えていたとしても、一概に高血圧とは言えません。血圧が高い状態が継続し、血管に過度の負担がかかってることが問題となるのです。

高血圧になる原因

高血圧症の90%以上は、血圧が高くなる原因をはっきりとは特定できない「本態性高血圧症」です。もっとも、いくつかの要因との連関性が指摘されています。代表的なものとしては、遺伝的要因、塩分過多、肥満、ストレス、喫煙、老化、極度の寒さがあります。
このうち遺伝的要因とは、「親が高血圧症の場合は、その子供も高血圧になりやすい」というものであり、両親が高血圧症の場合は60%、一方の親のときでも30%の確率で高血圧の子供が生まれると言われています。どちらも高血圧症でない場合は5%ですので、遺伝的な要素が指摘されているのです。

ただし、「寒冷地に居住する両親が高塩分、高脂肪の食事を続け、運動もほとんどしていない場合、その子供も同様の生活環境に置かれていることが多い」という側面も考えられますので、遺伝的な要因については引き続き検討が必要との見方もあります。尚、本態性高血圧症のほかに、「他の病気(バセドウ病、大動脈縮窄症、髄膜炎など)」に起因して血圧が高くなる二次性高血圧症などもあります。

高血圧の予防について

特に、食事内容の改善(食事療法)にあたっては、果物に含まれる糖分やカリウムなど、一定の制限が必要となることもありますので、「何となく体に良さそう」といった曖昧なものではなく、医師の指導のもとで二人三脚の改善を行うことが必要となります。

当院と一緒に高血圧を予防しましょう

小平内科糖尿病クリニック
院長
吉武 紀子
診療内容
内科 糖尿病内科 高血圧 脂質異常症 甲状腺疾患 腎臓 睡眠時無呼吸症候群 骨粗しょう症 予防接種 健康診断
住所
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